3月に見た映画の感想

3/24 グリッドマン ユニバース

や〜、素晴らしい映画だった。

ゆったりと時間が流れる序盤はグリッドマン組、ダイナゼノン組の振り返りと合流をギャグチックにまとめており、総集編を見た身からすると重複もあって若干退屈に感じるところもあったがクロスオーバーはやっぱり嬉しい。

アレクシス・ケリブの登場にギョッとした中盤からの展開の加速は気持ちが良く、ジェットコースターのような視聴体験だった。

形を持たないグリッドマンだからこそ、各々の中にあるグリッドマン像(それは後で実際に形になる)が認められるし、裕太の想いを核としてグリッドマンを再構築する際の足がかりになるのが本当に良かった。

ダイナゼノン組は、ちせがダイナゼノンに搭乗してリーダーシップを取っていたのが好き。

アカネが再登場するのもアツかった。冒頭のトリガーロゴも変だと思ったが世界を覗くところに繋がるのか。

アレクシスの力を使ってグリッドマン ユニバースを実体化するあたりはやりたい放題で、それでもアツくて楽しかった。

神の加護という意味では凡百のなろうとも共通するが、アカネを救うという行為によって対等な関係になっているのが上手い。(内海の「神様、いや最強の友達がついてる」というセリフが好き)

オタクとやいのやいの話した時は六花の感情がさぁ〜みたいな話ばかりで、実際物語の根幹は裕太から六花への愛があるので大事なのだが、僕は多様性の肯定が特に好きだった。